アンティーク

コンニャク印判の小皿

23日にご紹介したスイスチャードの白和えを持った器はコンニャク印判の器です。 印判は私はあまり興味がないのですが、コンニャク印判は別で、大好きな手法です。コンニャク印判は18世紀に出現、江戸後期にはなくなるのです。前にもふれたことがありますが、…

江戸時代の蛸唐草のお皿

昨日スイスチャードを盛り付けたお皿は江戸時代の蛸唐草文様のお皿です。 唐草文様はとても人気のある文様です。蛸唐草は男性に、花唐草は女性に好まれるようです。 「唐草」は、実在する草花ではなく、植物の茎や蔓がからみあい連続する植物文様で、人間が…

古い伊万里のお鉢

昨日ご紹介した大鉢は牡丹唐草文でしたが、今日ご紹介するお鉢は花唐草文です。花唐草文の簡単な変遷としては、 宝相華唐草文 → 牡丹唐草文 → 花唐草文(菊花風) → みじん唐草文です。 牡丹唐草文の中には菊花風の花唐草へ変化するものの他に、牡丹の花を残…

古い伊万里の大鉢

金子みすゞ記念館の台所の復元をみて、家にある古いお鉢のことを思い出しました。下の写真は古い伊万里のお鉢です。古伊万里とは「江戸時代に焼かれた伊万里焼き」を指しますが、もっと狭く「初期伊万里の後、寛永あたりから上手物(じょうてもの)の輸出が…

古いお鉢

先日「金子みすゞ記念館」の台所の、当時の復元を見て、自然な感じで食器が置かれているのには何故か嬉しくなりました。キリンビールの瓶まで! そこにみすゞが立っていても不思議ではないほどです。古いものに興味があるので、つい当時のお鉢に目が行ってし…

カップの絵柄の物語

散歩の方向を少し変え、薬院駅近くのアンティークのお店「ギャラリー蓮華」に行きました。 オールドノリタケを中心に、名古屋製陶所、オールド香蘭社などの国産アンティーク陶磁製品、 日本のアンティークガラス、オールドバカラ、ボヘミアガラスなどが並べ…

そば猪口

古い器を集めていく過程でそば猪口も何点か集まりました。先日久留米の「和くら野」でお食事を頂いた時、最後にコーヒーがそば猪口で出されました。 コーヒー用のお砂糖は古い漆器のお椀に入っていました。蓋は写っていませんが、蒔絵が施されていました。 …

鼻煙壷(びえんこ)

昨日孫文の碑のことを書いておりましたら、台湾旅行で買って来た鼻煙壷を思い出しました。宿泊した「圓山大飯店」のショップで見つけた物です。以前から数点持っていたものに是非加えたいと思う1点でした。台湾で購入した鼻煙壺 (高さ7.5cm) 鼻煙壷は嗅ぎ煙…

こんにゃく印判

今日も小皿の続きです。手持ちの小皿の中でとても気に入っているものがあります。 こんにゃく印判の薄手の上品な小皿です。こんにゃく印判と言うと、こんにゃくで型絵を押されたと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく やわらかい動物の皮な…

色々な形の小皿

昨日大掃除をした折に、小皿も分類別に整理しました。 変形小皿も沢山出てきました。 その形の面白さ ついつい仕事の手も止まり・・・・・・・・・・・眺めてしまいます。************************************** 日…

カーニバルガラス

先週 ウランガラスとサフィレットと言う怪しい輝きを放つガラスをご紹介しましたが、 今日は我が家で実際に使っているカーニバルガラスのお塩入れ(調味料入れ)をご紹介します。昨日からはヒゼンマユミの実を生けて卓状に飾っています。 この塩入れは1890年…

妖しい輝き

ウランとヒ素昨日行ったデパートで、アンティークフェアーが開催されていました。お店の方がワイングラスのことを説明し始めました。 興味が無いものでも、アンティークのお店では説明して下さったら伺うことにしています。 薄い黄色のワイングラスはブラッ…

小さきものはみなうつくし

豆皿ひな祭りももうすぐ、あちらこちらで雛飾りを見ますが、心が華やぎますね。ひひなの調度。 はちすの浮き葉のいと小さきを、 池より取り上げたる。 葵のいと小さき。 何も何も、小さきものはみなうつくしお雛様の調度品を眺めると 枕草子のこんな一文を思…

19世紀のキッチン剪定ばさみ

昨日ナッツクラッカーをご紹介しましたが、その時同時にYAHOO!オークションで初めて落札した キッチンバサミです。この鋏は1850年〜80年頃の物と思われるキッチンガーデンで収穫のために使用した鋏です。 野菜や果物などの茎を片手で切って、そのまま切り込…

アンティーク ナッツクラッカー

初めてネットオークションで落札した記念すべき品物は、1850-90年頃のものと思われる、英国の シルバープレートの アンティーク ナッツクラッカーです 。ロカイユの意匠、新古典主義の複雑な 植物葉柄スクロールに伊太利亜貝殻装飾デザインをアクセントに用…

タイプライター

我が家にあるUnderwoodのタイプライター、(推定)1900年初頭の物、100年前の物は存在感があります。37年前に 地域に配られる「リビング新聞」の「差し上げます欄」に出ていたものを頂いたものです。ご家族でアメリカに永住することになったので、不要になっ…

正義の女神 テミス 

先日2月10日に「正体のわからないお土産物」をご紹介しましたが、これもポーランドを旅した時 クラクフ門付近の同じ露天で購入したものです。 高さ24㎝と、どこにでも置ける可愛い大きさのブロンズ像です。 売っている人は、台座の所にあるメダルを指さし、…

正体不明なお土産

これは2010年9月にポーランドを旅した時にクラクフ門付近の露天で購入したものです。この絵は石を彫ったようにも見えますが、素材は定かではありません。 カメオのような彫にも見えますし、すべてが樹脂で出来ているものか、石の上に樹脂を張り付けているの…

素敵なアンティークショップ

散歩の途中でイギリスの田舎風のかわいらしい建物の素敵なアンティークショップを見つけました。いつもと違う道を散歩して良かった! ついつい吸い寄せられるようにお店の中に・・・・・。店内はイギリスで直接買い付けたというテーブルやチェア、キャビネッ…

ほっと一息 ティータイム

同じお茶をいただくのでも、アンティークのカップで頂くと 時がゆっくり流れるように感じます。 普段コーヒー、紅茶を頂く時は西洋アンティークを使うのですが、1月はずっとお正月気分が抜けきらず、「日本的」を意識してか、日本製のアンティークカップを使…